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2018年Webページ専用記事#3
 
映画サウンドトラック盤ガイド
   
 

■「Un Bacio (Original Soundtrack)」
(Universal Italy)

   
 
 
 
   『最初で最後のキス』のサントラ盤である。今年観た映画の中で,選曲や映画中での使い方が最も印象的だったので,語っておきたい。ただし,国内盤もiTunes等での国内デジタルコンテンツ配信もないので,輸入盤を入手するしかない。
 サントラ盤は14アイテム収録されているが,劇中で使用された既存曲12曲と短評欄で述べたブルーのナレーション2点である(厳密には,劇中では2曲目に流れ,クレジットもされていたThe Brand New Heaviesの"Sweet Freek"だけが収録されていないが,これはYouTubeで視聴できる)。即ち,映画と同じ構成で,彼女の語りに続き,英国のロック・バンドPlaceboの演奏曲"Loud Like Love"が騒々しく鳴り響く形だが,最初と最後(エンドソングの前)に配置されている。まさに登場人物たちの青春のエネルギーがほとばしっている感じを与える。
 もう1曲,テーマ曲扱いなのはMikaが2015年に歌った"Hurts"(11曲目)である。ロレンツォがアントニオに想いを告白し,拒絶される体育館のシーンで流れる。繊細なピアノと透き通ったMikaの声がロレンツォの心の痛みを見事に代弁していた。同曲のRemix版(14曲目)がエンドソングとしても使われている。
 これに続くのはEmeli Sandéの"Read All About It, Pt. III"(12曲目)で,本編のクライマックス,衝撃の出来事のバックで流れる。登場人物よりも,むしろ観客が受ける衝撃と慟哭を象徴しているように思えた。
 他の大半は,男女3名が一緒に行動し,戯れるシーンで使われていた。さながらミュージック・ビデオ風の映像で印象的な場面が2ヶ所あった。ブルーとロレンツォが赤と黒の派手なコスチュームで踊る校内シーンで流れるのは,米国のグループBlondieの"Sunday Girl"(6曲目)で,1979年に英国でNo.1となった軽快なヒット曲だ。3人が市中に繰り出し,ブティックでコスプレに興じるシーンで使われていたのは,Lady Gagaの2011年のメガヒット曲"Born This Way"(9曲目)である。共に歌詞が字幕に流れ,彼らのメッセージにもなっている。
 
   
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